2016.12.22更新

赤

A太「俺、彼女に今年のクリスマスプレゼントでバッグをあげたんだ。」

 

B男「どんなバッグをプレゼントしたんだい?」

 

A太「えーと、彼女に言われるままに買ったのでよく覚えてないけど、確か大阪の幻のソースの名前、、、そう!ヘルメスの罰金っていうバッグだったと思う。」

 

B男「お前、田舎者か(笑)それは、エルメスというスーパーブランドのバーキンというバッグやろ。値段も200万円くらいしたはずやど、お前金持ちやなあ?」

 

A太「うん、俺、彼女に惚れてたし、仕事もうまくいってけっこうお金ももってるから。」

 

  「ただ、クリスマス後に彼女にフラれてしまって、、、交際してくれることを前提としてプレゼントしたんだから、フラれたらそのバッグ、返してもらえないのかなあ?」

 

B男「うーん、どうなんやろう。知り合いの弁護士さんに聞いてみよう。」

 

みずほ弁護士「彼女にプレゼントをあげる行為は、法的には贈与契約に該当します。

そして、贈与契約は、書面を交わしていなければ実際に相手に物をあげるまでの間は自由に撤回することができますが、すでにあげてしまった場合は撤回ができません。」

 

「よって、基本的にあなたは元カノにバッグの返却を求めることはできませんね。」

 

「但し、例外的に、クリスマス後も二人が交際を続けることを条件にプレゼントを渡し、もし交際が終わってしまえばプレゼントを返してもらうという約束をしていた場合は少し話が違ってきます。」

 

「ただ、この場合も、無条件で返還を求めることができるわけではなく、婚約や、それに類するような関係性を継続させることを合意していたり、相手にあげるプレゼントも凄く高価なものであったりする、という条件の下で、法的拘束力のある条件が合意されていたと認定されることもありうるかと思いますが、そのようなことは希でしょうね。」

 

「A太さんの場合も、高価なバッグをプレゼントしていますが、元カノとの間で、法的拘束力のある合意がされていたとは認められませんから、残念ながらバッグの返還を求めることはできません。」

 

「A太さんも、お金を持っているからといってむやみに彼女に高価なプレゼントをするのではなく、私のように、生涯のパートナーを見つけて、妻へのプレゼントとしてバーキンをプレゼントしてあげるようにして下さいね(笑)。」

 

A太「わかりました!」

投稿者: みずほ法律事務所