2016.12.13更新

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 昨日、お笑いコンビ「NON STYLE(ノンスタイル)」の井上裕介さんが乗用車を運転中にタクシーと衝突し、逃走したとされる事故が報道されました。

この井上さんの行為は、明らかに道交法違反です。

道交法72条では、人身事故・物損事故問わず、交通事故全般について、速やかな警察への報告義務が課されています。

したがって、軽微な事故や当事者双方にケガがなく、話し合いで解決したり、そもそもお互いに賠償請求するつもりがない場合であっても、道交法上は、必ず警察への報告をしなければなりません。

また、人身事故の場合には、自動車運転過失致傷罪等に問われる可能性がありますが、当事者の判断だけで、報告がなされないと、適切な治安維持、交通取り締まりも実現できません。

そのため、道交法では、交通事故全般について、報告義務が課されており、交通事故の報告義務に違反した場合は、3月以下の懲役又は5万円以下の罰金となります。

 また、道交法72条では、交通事故時の報告義務とともに、救護義務も定めています。

よって、交通事故を起こした運転者は、被害者の救護をする義務があります。

交通事故を起こしたのに、負傷者の救護もせずに、現場から逃亡するひき逃げ行為は、10年以下の懲役又は100万円以下の罰金となります。

  交通事故の直後は、気が動転し、仕事や家族のことが頭をよぎって逃亡する誘惑にかられがちですが、ひき逃げや報告義務違反は、さらに悪い結果しかもたらしません。

車を運転するときには事故を起こさないよう気をつけることはもちろんですが、万一不幸にも交通事故を起こしてしまった場合には逃げずに速やかな警察への報告と救護をしよう!、と普段から肝に銘じて車を運転することが必要でしょう。

 

 

 

 

投稿者: みずほ法律事務所