2016.10.12更新

あか

配車アプリ大手の米ウーバーテクノロジーズは9月29日、飲食店の料理宅配サービス「ウーバーイーツ」を日本で開始した、との報道が先日されました。

「ウーバーイーツ」は、ウーバーが仲介して、飲食店の料理を、配達員に登録した一般人が自転車や原付バイクを使って届ける仕組みで、注文が入ると、飲食店と配達先へのアクセスが最適な場所にいる配達員に配達が依頼される。登録者は自分のスケジュールに合わせて、配達員専用のアプリで稼働できるかどうかを知らせ、自分の空いた時間に配達することができます。

日本ではまだ利用できるエリアは限られているが、先行してサービスが開始された海外では、7カ国33都市に広がっているとのことです。

ただ、私がこの報道を聞いて最初に思ったのは、配達員である一般人が配達途中、交通事故を起こして人にケガをさせた場合の飲食店側のリスクです。

この場合、事故を起こした本人のみならず、配達を頼んだ飲食店も民法上の使用者責任を負うので、仮に被害者が大ケガや死亡したりした場合、飲食店自身も数千万円以上の賠償責任を負うことになります。

このようなリスクに備えて、飲食店も保険に加入する、等の対応が考えられますが、現状の損害保険で、飲食店が一般人である配達員が起こした交通事故について負う使用者責任のカバーする保険はなさそうです。

このような点から、私は飲食店がこの「ウーバー・イーツ」を利用することは、まだ危険だと考えますが、みなさんいかがでしょう?

 

投稿者: みずほ法律事務所